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眼精疲労 -眼と頭の疲労-

眼精疲労現代社会において一番疲労する体の部分は、眼です。 都会に暮らす人は、郊外に足をのばして、自然を目にするとほっと安らぐ思いがするでしょう。それは、人は本来そうした自然の中で生活するように体が設計されているのです。 しかし、多くの現代人は、コンクリートに囲まれて暮らし、一歩外へ出れば人混みと車の雑踏の中を歩かなくてはなりません。

本来、人が歩くとき、もっとも重要なのは足の裏の感覚ですが、雑踏の中を歩くとき、足の裏の感覚で歩くというより、人、物、車にもぶつからないように、目を使って歩いているのです。自然の中で歩いている時も目を使いますが、その緊張度は雑踏の中を歩く時とは比較にならないものです。

「歩く」というごく日常の生活にさえ、酷使しなければならない現代人の「目」に、「テレビ」、「パソコン」、「ゲーム」が追い打ちをかけます。すでに多くの人の「」は、眠っただけでは回復できない状況に陥っているのです。

目の疲労が体に及ぼす変化と対策

変化1:発熱

体は動けば熱を持ちます。活発に動けば動くほど、熱くなります。眼を使うと眉間の周囲が熱を持ちます。体表面の熱は外気や気化熱で下げることができます。しかし、眉間の奥の熱は、眼の奥に位置し、ほとんど頭の中心にあるため、簡単に下げることができません。そのため、のぼせ、めまい、頭痛だけではなく、呼吸力の低下を引き起こします。

頭にこもった熱は、鼻奥の粘膜を乾燥させてしまい、鼻呼吸が苦しくなるため、無意識に口呼吸が多くなります。覚醒しているときはそれほどでもありませんが、睡眠時にはほとんど口呼吸になっていると言えるでしょう。そのため、眠りが浅くなる、いびきをかく、酸欠になる…などの問題が起こってきます。これらの症状は、頭にこもった熱によって引き起こされた呼吸不足が原因にある場合があります。

また、頭にこもった熱は、肺呼吸だけではなく、皮膚呼吸を低下させます。皮膚呼吸は、呼吸全体の3割を占めているため、皮膚呼吸が充分に行われないと起こるのが、全身倦怠、手足のしびれ、皮膚感覚の異常…などです。最近、問題になっている「ムズムズ脚症候群※」の原因でもあります。

※「ムズムズ脚症候群」・・・蟻走感などの脚の不快感によって、脚を動かしたくてたまらなくなる衝動が起こる。
特に夜間や休んでいるときに症状が現れるため、強い睡眠障害を引き起こす。

変化2:目の機能の低下

「視力=焦点を合わせる力」と考えていませんか。
眼の機能低下というと視力の低下とイメージしがちですが、眼の焦点を合わせる前に、眼がしなければならないことがあります。
たとえばカメラの絞りにあたる眼に入る光の量の調節です。眼に光が入り過ぎてしまうと、ハレーションを起こして網膜に映像を結ぶことができなくなります。

眼の疲労が極度になり、眼の奥が熱を持ってくると瞳孔反射(光に対する反射)が鈍くなります。その影響は眼が痛い、ギラギラするといった眼に関する直接的な症状だけではありません。
瞳孔反射の鈍りは、光に対する体の反射すべてを鈍らせてしまいます。光を浴びているのは眼だけではなく、体全体で光を受けています。
光や熱に対して、体内の恒常性を保つのに最も重要な働きをするのが皮膚です。眼の疲労からくる瞳孔反射の低下によって、皮膚がその機能を低下させてしまいます。

対策1:瞳孔反射を正常にする

可視光線の範囲

瞳孔反射の鈍りといっても、光のすべてに反射の異常が起こるわけでもありません。

光は波の性質を持っており、眼に見える可視光は380nm(ナノメートル:1億分の1メートル)~780nmまでの波長を持っています。(色の違いなどは、色のもつ波長の違いによって視覚で色を認識しています。)

瞳孔反射を調べるために、まず体がどの波長の光に反応できなくなっているのか色を使って調べます。その上で反応できない波長を補助、補強して正常な反射が起こるように治療していきます。

対策2:眼の疲労回復

眼の疲労が抜けなくなっているような時や頭に熱がこもってしまった時、一番に考えなければならないのは、「気道の確保」です。睡眠中には、気道は力が抜けた状態になっています。この時しっかりと空気が通る道を確保する状態をつくることが「気道の確保」です。気道を確保するためには、「鼻呼吸」を確保しなければなりません。

「口呼吸」は、呼吸が浅い=眠りが浅くなる、いびきをかく、無呼吸症候群などの原因になります。睡眠時の呼吸は無意識で行っていますので、「気道の確保」「鼻呼吸」はご自分ではわかりません。睡眠中の力が抜けている状態で「舌骨と甲状軟骨が水平の位置を保てる高さ」の枕をすることによって無意識呼吸を正常な「鼻呼吸」に戻し、頭の熱を解放し、眼の疲労を回復することができる治療です。

枕を選ぶとき、なんとなく…寝心地が良さそうだから…といった理由で選んでいませんか?
当院では、睡眠時の呼吸を正常に誘導するために個々にあった枕の高さによって調整しています。詳しくは、間違いだらけの枕選びをご覧ください。また、覚醒時にも、無意識に深い呼吸ができるよう、当院独自の呼吸法による治療をしております。

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