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背骨と骨盤-体の基本について-

呼吸の重要性

背骨が神経のパイプ役を果たしていることは、背骨は人体の大黒柱(背骨と骨盤TOP)で述べました。背骨がパイプ役を果たす神経の周りには脊髄液が流れており、脳と頭蓋骨の間にも脳髄液が流れています。この2つの液が正常に循環していなければ、人間は神経障害に陥ってしまいます。例えば、脳や脊椎に腫瘍ができると、必ずこの髄液の循環が悪くなり滞っています。

次に、椎間板ヘルニアを例に説明します。ヘルニアの造影検査(脊髄液検査/ミエログラフィー)すると、髄液が押し出されていたり、またブロックされ、痺れや痛みが走ったりします。これが急性椎間板ヘルニアです。慢性になるとほんの少しでも圧力がかかると、すべてのリンパ液や血液の循環が阻害されてしまうのです。この阻害から病気は発症します。

図7 呼気の重要性

脊髄液、脳髄液が正常に循環させるためには、正しい呼吸が必要です。人間の正常な呼吸は、赤ん坊が最初にしている呼吸(腹式呼吸)なのです。正しい呼吸法をすると、体は自然に脊椎が前後に振動し、この振動は背骨全体の動きとなり、特に胸椎は前方に押され真っ直ぐになろうとし、そして全体がピストンのような動きになって脊髄液、脳髄液が正常に循環します。

また、骨盤も同様に正しい呼吸を行なうことによって、体内圧(腹腔内圧)を上手に調節しています。呼吸が不完全になると狂いが生じ、様々な病態を引き起こしてしまいます。人間は、一部またはかなりの神経を取り除いても植物人間のようには生きていけますが、呼吸を止めたらすべての人間の活動はストップしてしまいます。背骨や骨盤も同じように呼吸が重要になります。【図7】

ただし、ここで1つ大切なことは、呼吸は意識して行なうものではありません。人間の行動の大部分が無意識の行動で、意識して行動している時間が一日の中でどれ位あるかといえば、ほとんど無いに等しいのではないでしょうか。

腹式呼吸を「お腹を意識して呼吸を深く吸う」ことと思っていませんか?
実際に腹式呼吸をしてみてください。実行していただくと胸・みぞおちから呼吸が、下に下りていかない方がほとんどです。心当たりはありませんか?呼吸が胸・みぞおちから下に下りていかないのは、いわゆる胸式呼吸です。

この胸式呼吸の状態では背骨は正常なピストン運動は行なわれません。半ピストン状態になると息が苦しく、動悸を起こしたり、血流が悪くなってのぼせを引き起こしたり、また腰や首の周りに痛みを感じてストレスを蓄積したり、といった様々な症状を誘発してしまいます。

正しい呼吸を行なう為には、正しい姿勢が必要になります。体の中心である背骨や骨盤が、上手く連動しなければ無意識の正しい呼吸はできないのです。

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